確執の果てに、残ったのは…

6月は潔く手放そう! と1日のブログに書きました

わたしにも、またしても手放す大物がありました

6月後半に入って母と暮らす弟から
「ちょっと具合が悪いから…会いに来て」と連絡がきたのです

なんといっても92歳

半分覚悟して会いに行きました

連絡をくれたときには意識ももうろうとしていたらしいのですが
どうやら熱中症だったらしく
会いに行ったときには
前夜に打ってもらった点滴が良かったのか
ずいぶん回復していました

とはいえ、お正月にあったときよりも
認知症はかなり進んでいて
すべての記憶が曖昧

何か刺激になればと思って持って行った
わたしや弟が幼い頃の写真を見せても
なんとなく誰だかわかったり
まったくわからなかったり

それでもその写真を「かわいい、かわいい」となでる様子に
こんなふうにかわいいと思ってくれていたのだなぁと
胸の奥が熱くなりました

帰るときには
「またね!」と握った手に頬ずり…

記憶にある限りでは初めての母の頬ずりでした

スピリチュアル系の学びを始めてから
深いところから掘り出されてきた
母との関係性の問題

いろいろなワークをしたりもしましたが
掘って捨てるを繰り返しても
またまた出てくるばかりで
この問題は一生つきまとうのか?と思ったのですが

たった一度の頬ずりで

消えました

母が嫌いで仕方がなかった気持ちが
きれいさっぱり消えたのです

翌日、また弟から連絡があり
これまで母が口にすることのなかった「ありがとう」が聞けたとのこと

何が母の中で変わったのか
わかりませんが
わたしの中の重い何かが消えたのと同時に
母の中の何かも消えたのでしょう

母とわたしに残ったのは「感謝」でした

母と娘の問題はいろいろと根深くて
セッションのテーマになることもとても多いのです

でも、きっとどの母娘もどこかのタイミングで
愛と感謝に戻れる
そんな時が来るのかも…

と、60代の娘は90代の母の頬ずりを思い出しながら
思うのでした

関連記事

アーカイブ

PAGE TOP