百聞は一見にしかず

泊まってきました、奈良ホテル

1月にたまたま写真を見かけて「わぁ、素敵♬いつか泊まりたいなぁ」と思ったその日、
去年から参加しているたまちゃん(奥田珠紀さん)のzoomがありました

その日のお題は、「夢や願いはいやでも叶います」ということで
わたしは奈良ホテルのスイートに泊まるという望みをアウトプットしたのでした

途中、スイートルームのルームフィーを知ってびびってしまったため
デラックスクラシックルームに変更になりましたが
それでも1泊分でビジネスホテルなら1週間は滞在できる金額…

奈良ホテルというのは奈良公園に隣接する、開業100年を超える老舗で
国賓も宿泊するという名門ホテルです

それだけに建物は素晴らしく、古い建物好きのわたしは一目で「!」となったのでした

かつてのわたしなら「!」となっても
そこに自分が泊まるという選択肢はありませんでした

世界が違う

そう思ってくっきりとラインを引いていたからです

そう 自分で 引いていたわけです

奈良ホテルに「お客様は世界が違いますから」と言われたわけでもなく
自分でちからいっぱい太めのマジックでギューッと線を引いていたのです

自分で引いたなら、自分で消せるじゃないですか!

1月のたまちゃんのzoomでアウトプットした勢いで
そのラインに消しゴムかけて消しました

完全に消しきれなかったのでスイートルーム泊は叶いませんでしたが

でも、わたしの世界と高級老舗クラシックホテルの世界が重なったのです

そしてその世界はインターネットの写真で見るだけ(でも素敵なのですが)とは
感じられるものが段違いでした

立ち働くスタッフの所作のスマートさ
木の床の鳴る音
時間を経た木造建築の香り
外の木立越しに大きな窓から差し込む光
磨き上げられたバスタブ

その場に身を置いて五感を使わなければ知ることの出来ないことがたくさん…

そこには、ただ歴史的に古いだけではない、そこで働く人たちの仕事への熱意や誇りに磨かれた空気がありました

これが100年残る理由

今、この世に生み出されているもので100年後も残って大事にされていくものがどれだけあるのかなぁと、そんなことを思った奈良ホテルの夜でした

写真で見るだけでは感じられなかったこと…
自分で引いたラインを消して良かった

関連記事

アーカイブ

PAGE TOP