高嶋ちさ子さん/Basicコース修了レポート

高嶋ちさこオフィシャルサイトより

“わたし”とつながる数秘学講座Basic第1期 章子さんによる修了レポートです

高嶋 ちさ子さん  1968.8.24 50歳 ヴァイオリニスト

歯に衣着せぬ物言いでバラエティー番組でも活躍しているヴァイオリニストの高嶋ちさ子さん。

高嶋さんは桐朋学園大学音楽学部卒業後、イエール大学音楽学部大学院修士課程を修了し、

マイアミのニュー・ワールド・シンフォニーに入団。26歳の時に父親が勝手にチョコレートファッションというチェロとヴァイオリンの音楽ディオを結成。CDデビューも果たし、歌を歌うというジャンルに挑戦するも売れずにすぐに解散。その後、ソロで活動するものの数年間は全く売れず、本人曰く暗黒の日々だったそうです。

30才を過ぎたころ、仕事で知り合った高田純次さんから事務所に誘われ、毒舌ぶりが受けてバラエティー番組などで一躍有名になりました。本業のヴァイオリニストでも、めざましクラシック、12人のヴァイオリニスト、などクラシックになじみがなかった人々に楽しんでもらえるように、と活動してクラシック界のすそ野を広げています。

そんな高嶋ちさ子さんの人生を数秘で紐解いてみたいと思います。

コアナンバー

Birth# 2(11,20)

生きる姿勢や才能、その人の潜在能力など普遍的な特質を表し、深い意味での人物像を示唆してくれる最も重要なナンバー

11は、豊かな感受性と高い芸術性を持ち、人に気づきと希望の光を伝えるメッセンジャーというカリスマナンバーです。

秀でた洞察力があり、高次からのメッセージを受け取りやすく、聡明で頭脳明晰です。

会話も行動もテンポよく、バラエティー番組やコンサートでのお話ぶりをみていると頭の回転が早い方だなと感じます。毒舌と言われますが、2の持つアマチュアが出ているのかと思いきや、もはや高嶋さんの場合、それさえもキャラクターとして存在感を見出しているようです。

高嶋さんは少しとっつきにくいクラシックの世界の現状を、もっと身近に感じられるように、興味がない人たちにもクラシックを知ってもらいたい、楽しんで貰いたいといろいろなアイデアを打ち出し、次々と成功させています。

例えば、0歳から入場できるバギーコンサート、日本を代表する名だたる演奏家と組んだり、女性グループの「12人のヴァイオリニスト」、男性演奏家とのピアノクインテットなどです。

クラシックのコンサートというと長い曲を延々演奏し続けるものですが、高嶋さんは演奏の合間におしゃべりをしたり、笑いに包まれる一芸を披露したり、楽器の紹介をしたり、一般の人が良く知っている曲を5分前後の短い演奏にするなど飽きさせない工夫をして、コンサートを盛り上げています。多くの人々に音楽やクラシックを楽しんで貰いたい、クラシックのすそ野を広げたいという理想に向かう揺るぎない意志を感じることができます。

自分一人のコンサートではなく、たくさんの演奏家の方たちとのコラボにBirth#2の協調性やコーディネートする力がみられます。また、Spiritual number20も合わせ持ちます。コンサート会場の反応に合わせておしゃべりや演出をされることもあるとのことで、洞察力やその場の空気を読む力は特に素晴らしいものです。

私生活ではダウン症のお姉さんの面倒を見させるためにお兄さんと高嶋さんを産んだ、と物心ついた時からお母さんに言われていたといいます。ちゃんと自立して、自活できるように、ちゃんと稼げるようにしておきなさい。お嫁に行った後も、お姉さんと一緒にお嫁に行くことになるのだから、肩身が狭くならないようにお金を稼ぎなさい。と言われてバイオリニストの道を選んだと言っています。現実的で厳しいお母さんでもありますが、子どもたちへの愛情はとても深く、アメリカの大学へ行ったときは友達もなくホームシックになった高嶋さんへ、毎日お母さんからの手紙が届き寂しさを救ってくれたといいます。

実際のところ、お姉さんはご両親と住んでおり、2017年に亡くなったお母さんの面倒もお姉さんがかなりみていたようです。多忙を極めていた高嶋さんですが、自宅闘病中のお母さんにできるだけ会いに行き、手作りの料理を届け、話し相手をしたという。B#2らしい気配りとやさしさがみられます。

お姉さんとは一緒に買い物に行ったり、旅行に行ったりと普通の仲良しの姉妹で、お父さんと一緒に暮らすお姉さんを何かと気にかけてはいますが、高嶋さんがべったりとお世話しているということでもないようで、うまくバランスが取れているようにみえます。

共依存が出やすいB#2の人なので、今後も境界線がとても大事であり、課題でもあるように思います。

Destiny# 5(14)

人生における使命や目的、何を実現していくべきかなどを告げるナンバー

新しさを切り開く仕事、次々とアイデアを繰り出す多才ぶりがみられます。毒舌が目立ってしまいますが、話術が上手なのもうなずけます。クラシック界を盛り上げよう、すそ野を広げよう、夢やロマンを感じるまさにD#5の人です。

あるインタビュー記事で子育てと仕事を両立するコツとして、考える時間を持たないこと、ぼーっとすることもないですし、少しでも空き時間があったら何をするか常に考えている、と答えています。じっとしていられない行動的な5の側面が見られます。

カルミックナンバー14は過去生における「自由」の誤用を理解するナンバーと言われます。

家族との協調や仕事の余儀ない変化の体験により真の建設的な自由とは何かを学ぶことになります。

活動的で革新的で、次々とアイデアもわき行動に移していきます。子育てと仕事の両立も手を抜かずに行っているようです。エネルギッシュですが、身体への負担も大きいようで、体調を崩すこともあるようです。自由に動いているようで、何か身動きできない不自由さを感じてしまいます。建設的な自由とはなにか、を学ぶ機会になっているのかもしれません。

Soul# 1(10)

魂の欲求、普段意識している欲求よりも深い、根源的なレベルで望んでいること

1が持つ意味とは、裏表なく一直線で一番になりたがる、オリジナルの追及などがあります。なにぶんにもエネルギーが強い数字ですので、家にいるより外で活躍をしたほうがよさそうです。

最近、お子さんが不安定で仕事をセーブするということをブログなどで言っていましたが、お子さんを愛情深く見ているからこその気づきでしょう。しかし、共依存注意、家に居すぎるとエネルギーの行き場が心配です。仕事をセーブすると宣言しているにも関わらず、仕事のオファーが増えた、と某バラエティー番組で言っているのをみて、思わず笑ってしまいました。やはり仕事をされていたほうがよさそうです。お子さんは案外あなた達のために仕事をセーブする、と言ってもらえただけで落ち着いたのではないでしょうか。実際に仕事をセーブして家に居たら大変なのは目に見えてますから(笑)

カルミックナンバー10もお持ちなので、晩年は人道的な目的や人に癒しを与える方向へ向かうと思われます。

Personality# 4

社会的な仮面と言われていますが、高嶋さんは一緒に仕事をする方々からかなり真面目で努力家と言われています。一見毒舌であだ名が悪魔やデビル、などと聞いてしまうと真面目さとはかけ離れているようですが、コツコツと生真面目で責任感があり几帳面で信頼できる人なのです。

 

Realization# 7

人生での可能性や実現性

ヴァイオリニストとしての深い探求心やスペシャリスト気質はR#7の特質でしょう。コンサート直前まで細かくきっちり調整しているようです。音楽家でありますが、まさに職人のようです。

ミッションは人々の心を豊かにすることです。自分を磨き専門性を極め、技術を高め、エンターテイメント性の音楽で人々を楽しませて心を豊かにしています。

そのほかのナンバー

Stage# 8 その人が輝ける場所、分野

パワフルな仕事人間

ヴァイオリニストとしてのステージでは妥協を許さず、そしてメンバーをまとめる指揮者のような組織力もあります。リーダーシップを発揮し仕事をすることが輝く源でしょう。

 

Challenge#9 人生を通しての課題

人類愛、博愛

Nature# 8 生まれつきの性格

パワフルでリーダー的。負けず嫌い。

Stage#と同じ8です。Birth#2なので、やさしい愛情深い人ですが、パワフルで統率力がある面が表にとても出ているようです。

 

Action#1 自然と出てくる行動様式

強いリーダー的気質。

先駆者であり、開拓者なのです。行動力で決断力もあり、意志の人なので自分にも他人にも厳しいところがあると思います。

Type2

Growth(魂の成長)が5と高いです。経験する歓びに目覚め、家族や人間関係を通して癒しを受け入れることにより、魂の成長につながるのでしょう。

ライフサイクル

  • Cycle Numbers  8(0-34) 6 (35-52) 6(53-)

34才まで8ですが、お姉さんとの関係、お母さんからの期待など、ある意味現実社会に放り出された幼少期を過ごされてきたように思います。ダウン症のお姉さんがいじめられたといってはお兄さんと一緒に仕返しに行ったりして、そのせいでけんかっ早くなったと言っています。お姉さんを守る、やっていることは子供の考えることなのですが、精神的には大人だったのではないかと思います。

35才からは真善美の6が続きます。芸術家(音楽家)としてますます活躍が期待されます。またボランティア活動など世のため人のためにも尽くしていくと思われます。

現に2018年には海外の日本人学校でのボランティア活動が認められて、「グローバル人材育成アンバサダー」に就任しています。周囲の人々への奉仕、サポート、調和、社会への貢献などが大きなテーマとなるでしょう。ますます活動の幅が広くなっているようです。

奉仕活動やまた後進の育成にも力を注いでいくと思われます。

ソウル数10のカルミックナンバーとも相通じるところがあります。

  • Pinnacle# 5(0-34)3(35-43) 8(44-52) 5(53-)

34才までは5なので、家族の関係性など大変な時期でもあったのかもしれません。

35才から3、バラエティー番組出演やコンサート、またお子さんが生まれたり、喜びや楽しい時期だったと思います。

今現在は8でまさに達成の時期。楽しくいろいろな活動をしてきて成果が出てきていると思います。現実社会でのさまざまな「力」の中のバランスや統率が大事になってきます。コントロール要の時期でもあります。謙虚に人の意見に耳を傾けることも必要です。

53才からは5です。変化のタイミングでもあり、また形になったものがさらに外向きに活発化するときでもあります。国内海外問わず益々活動的になっていくのでしょう。

 

  • Challenge# 2(0-34) 9(35-43) 7(44-52) 2(53-)

34才まで2ということで受容が課題の時期であったと思います。35才からは9、ドラマチックな時期でもあり、いろいろな経験をしつつ、自己回帰、本来の自分らしさを表に出してきた時期ではなかったかと思います。

そして今、益々いろいろな経験を重ねて、視野を広げて本来の自分を内省し精神の充実を図っていく時です。才能を開花させてステージアップが課題となっています。

よりたくさんの人と交流し、心を開放してコンセプトや計画をより深く深めていくとよいでしょう。

ヒストリー(イヤーサイクル)

  • Year Cycleからみる高嶋ちさ子さん

 

1974年(②-8)   6才でヴァイオリンを始める。

1994年(④-10) アメリカのイエール大学音楽学部大学院修士課程を修了

         マイアミのニュー・ワールド・シンフォニー入団

1995年(④-11) アイドルユニット結成。CDデビュー

1997年(④-13) 拠点を日本に移し、本格的に音楽活動を始める

1997年(④13) 「めざましクシック」始める。通算230回を超える人気コンサートに

 基盤固めの4から始まり、13で拠点を日本に移して本格的に音楽活動を始める。アイドルユニットもお父さんがアメリカから呼び寄せて勝手に結成させたもの。こちらがだめになって、本来の自分がやりたいものへチェンジしていったようにみえます。

1998年(⑤-5) 高田純次さんに誘われて事務所に所属。バラエティー番組出演

14から5に変わっての事務所所属。バラエティー番組に出演したり、活動する場が広がりをみせ、生き生きといろいろなことにチャレンジしていきます。

1999年(⑤-5) 結婚

自由や変化などの意味もあり離婚しやすいといわれるのですが、家族がテーマの5の時期に結婚されるのも高嶋さんの場合、深い意味がありそうです。生まれ育った家族、結婚によってできる家族。外野的にはハラハラドキドキ感が歪めないのですが、それでも家族の在り方がものすごく密な家族を作り上げているように思うのです。

2004年(⑤-11) ストラディバリウスを入手

次のステップへの行くことを試され、自分の理想を決めるときです。

本物を手に入れ、音楽家としてやっていく覚悟のようなものが感じられます。

2006年(⑤-13) 「12人のヴァイオリニスト」立ち上げ

2007年(⑤-13) 長男誕生

2009年(⑥-6)  次男誕生

2016年(⑥-13) DSバキバキ事件

世間を騒がしたDSバキバキ事件。9才、6才のお子さんたちが、ゲームは平日だけ、という約束を破ったことに怒り、「ゲーム機をバキバキに折った」と新聞のコラムに書いて写真も載せたところ大炎上。

修練のYC13。創造と破壊を繰り返し、常に学びを喚起させられる少々厳しいナンバーです。炎上して「1日に1000通以上も非難ツイートを受けて、びっくりした。こんなに悪口を言われたことなかった」とかなりヘコんだらしいです。学びを喚起させられる…ということでしょうか。

2017年(⑥-15)お母さんが亡くなる。

2018年(⑦-7)グローバル人材育成アンバサダー就任

感想

毒舌でパワフルなイメージで世間からの評判も両極端な高嶋さん。

ただ、バラエティー番組で語る私生活、家族のこと、仕事である音楽家としての情熱、知れば知るほど、気になってしまう方なのです。話術も私は楽しみで、新聞のTV欄に名前があるとついチャンネルを合わせてしまうのです。たまにやりすぎて炎上してへこむこともありますが、「無記名で酷評したり、悪口を書いている人はそこらに落ちている石ころと同じ、まったく気にならない。」という潔さ。かっこいいです。

私もかつては仕事と子育て(男の子3人)の両立にバタバタとし、時には鬼のように怒り、時を過ごしてきました。今、子育て真っ最中の高嶋さんに自分をちょっと重ね、男の子ってほんとおバカで腹立つけどかわいいよね。「だっこさせてやらねえぞ」と悪態をつくお子さんのエピソードについ、にやりとしてしまうのです。いっぱいだっこしてあげてください、先輩母としてエールを送りたいです。

毒舌の裏に家族への深い愛が感じられ、高嶋さん自身が受けたお母さんの愛情をも感じられます。高嶋さんの発する言葉や文章から(口はほんとうに悪いのですが)、家族の在り方、愛情の在り方を考えさせられるのです。そして、いろいろな家族の在り方、愛情の在り方でよいのだと思うのです。

我が家は子供たちが大人になって、手がかからなくなりちょっと寂しいこの頃です。我が家の家族の在り方も愛情も形を変え模索中です。

最後に、高嶋さんがこれからどんな活躍や面白いことをしてくれるのかとても楽しみです。

あまり音楽やクラシックに興味がない私ですが、ぜひコンサートに行って、生で高嶋さんのおしゃべりと音楽を楽しみたいと思いました。


毒舌キャラで人気の高嶋さんと、章子さんの穏やかであたたかい雰囲気は真逆…と思っていたのですが、リーディングによってお二人の共通する部分が浮き上がってくるのを感じました

章子さんが高嶋さんに思うように、わたしも章子さんのこれからのご活躍がとても楽しみです!

りえ

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