お節介おばさんとの闘い

頼みもしないのにしゃしゃり出てきて
したり顔で(余計な)世話を焼く、ほんとにお節介なおばさんに手こずっています

いいから、だいじょうぶだから、信頼して放っておいてください

何度も何度もそう言って聞かせても
ひょいと顔を出してくるのです

この困ったおばさん、どこにいるかというと

わたしの中にいます

その存在はちょっとは気づいていました

数秘学の師には「理惠さん!ケセド(慈悲)注意ねっ!」と何度も言われていました

え~、わたし自分のナンバーの中に4(ケセド)無いのになぁ…と思っていたのですが
その人の特質や個性を表すTYPE2と言われる数字が4だらけなのでした

4というと数秘では四角四面の真面目で堅実な性質を表すというのが一般的な読み方なのですが
その奥には、情にもろくてやり過ぎてしまう性が潜んでいるのです

「良かれと思って…」やり過ぎてしまうのです

ケセドおばさんがしゃしゃり出ると、周りの人が伸びる芽を摘むことになるのです

このわたしのなかのお節介おばさんを更に強く意識するようになったのは
ソウルコーチングを学び始めてから…

何しろ、最初の課題は「黙って、大きなリアクションもとらずにひたすら聴く」ことでした

クラスメートの話をひたすら聴くのですが
「今、これこれこういう感じでこんなことで躓きがちで…」なんて聴いたら
お節介おばさんは
「ああ~!わたしもそういう経験あるわぁ!そういうときはああしてこうしてああするといいのよ!」とか
言いたくなってしまうわけです

お節介おばさんにしてみたら
「だって、この方悩んでるんだもの、何かしてあげなくちゃ!」となるのですが

とんでもない

答えは全部その人自身の中にあるのです

どんなに悩んで行き詰まっているように見えても
最適な答えはほかでもないその人自身の中にあるのです

本郷綜海さんのクラスではそのことを徹底的に体感させられました
コーチの立場でも、クライアントの立場でも ウィットネスの立場でも

そういう経験を重ねて、さすがのお節介おばさんも気がつきました

信頼してお任せすれば良いのだ…と

なので「こうすればいいのよ!」なんて口が裂けても言いません

「こうするのはどうですか?」「こうする…とイメージしてみるとどう感じますか?」
そんな風に提案することはあります
この“こうする”も、わたしの思考から出てきたことではなく
クライアントさんから出てきた言葉や感情をまとめたものです

時々,感想に「りえさんのアドバイスが的確でした」と書いてくださる方がいらっしゃるのですが
ご本人の魂から出てきたことを言語化して,提案としてお伝えしているだけなので
“的確”なのは当然と言えば当然なわけです

そして、お節介をやめた結果、
これまで「こうしたらいいよ」とアドバイスしてもなかなか行動に出られなかった方が
1ヶ月の継続セッションで
ここ1年の足踏みがウソのようにひょいひょいひょいと夢に向かって進むという…
そんな素敵なギフトをもたらしてくれました

近頃はわたしの中のお節介おばさんはずいぶんおとなしくなりましたが
それでもうっかりすると「ああ、それはね!…」と出しゃばってきそうになり
その都度、自分の手綱を取り直しています

今でも私生活ではお節介おばさん的行動をついついしてしまうのですが
きっとこちらのほうもいずれ脱していけるんじゃないかなと思っています                  

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