講座でカバラの話やUniversalTruthの話をしているとあたまによく浮かんでくるのがこちら
陰陽を示す太極図です
洋の東西は変われども、真理は一つと言うことなのでしょうか
顕在意識と潜在意識の話とか、女性性の奥にある男性原理とか
この図を思い浮かべるとすっと腑に落ちるのです
数日前に講座で「二極」の話をしました
地球は「二極」の星で
何事も二つに分かれた状態で存在する
男と女、昼と夜、夏と冬、体と心…
そしてわたしたちのマインドも実は二極化している…という話
何かを見て「わぁ!いいなぁ!すごい!好き!」と思っているときには
「うわぁ、全然良くない、ひどい、きらい!」とも思っている自分が裏に潜んでいるのです
「いや、好きは好きだし、嫌いは嫌いだし、別物ですよね」
そう思いましたか?
そう、普段はどちらか一方にしか意識がいっていないのです
ですから「好き!嫌いなわけない」と思うのです
恋愛で、あるあるだと思うのですが
とても好きな人がいて「大好き!」だったのが、相手の些細な一言や些細な出来事で「大嫌い!」になること
ありませんか?
または逆パターンで嫌いと思っていた人の良いところを垣間見た瞬間に「好き!」となるとか…
「大好き!」と「大嫌い!」はうんと離れたところにあるのではなくて
まるでオセロのコマのように裏表に存在するからこそ
一瞬でひっくり返ってしまうのです
このマインドの二極、気づかずにいるとバランスを崩してしまうことがあります
講座で話していて、自分の中に浮かび上がってきたのが自分の過去の体験でした
10年以上前、勤めていた日本語学校を鬱病で退職したのですが
病んだ原因は職場でのストレスでした
当時、日本語教師は自分の天職だと思っていたので
そこまでわたしを追い込んだ(と思い込んでいた)上司や職場そのものを恨みました
退職しても数年間、電車で、その職場の最寄り駅を通過するだけで心拍数が上がり気分が悪くなったりしていました
鬱病の症状が良くなってきていても、ネットで学校名を見るとそれだけで涙が出たりもしたものです
そんな状態だったあるとき、ストレートラインヒーリングの講座の実習中に
「なんだかよくわからないけれど、深いところに押し込めた感情がある」という指摘を受けたのです
指導者のKCミラー先生が「皆さん、今日はかなり深いセッションになったので、夜見る夢は大切ですよ」というようなことをおっしゃったのが印象的でした
ああ、押し込めているのは学校への恨み辛みだな、きっと…
そう思って布団に入ったわたしが見た夢は…
日本語学校のたくさんの同僚、仲間の前で「ありがとうございました」と感謝している夢だったのです
今でも覚えていますが、夢の中で「ありがとうございます」と言った瞬間に辺り一面に花が咲き乱れ光があふれていました
二極に分かれたマインドの片方には「恨み」、片方には「感謝」があったのです
前者にばかり焦点を当てていたわたしは鬱病の症状は改善しても、何かのトリガーですぐに暗い気持ちになり体調も落ち込むことを繰り返していたのです
夢を見て数日後、最寄り駅を通過するだけでしんどかったはずの学校へ行き
数年ぶりに会うかつての同僚に「一緒に働いていた間、本当にお世話になりました。遅くなったけれど、ありがとう」と心から伝えることができました
それ以降は何かのきっかけで心乱されたり、体調を崩すこともなくなりました
このことを忘れていたわけではなかったのですが、講座で二極の話をしていたら
「あ!あれはまさしく表と裏だったんだ!」と浮かんできたのでした
ネガティブな方が表に出ていたからしんどかったというのも大きいかもしれませんが
ポジティブな方ばかりが表に出ていても裏にはネガティブなマインドがあって
それが「こっちにも気づいて!」と悪さを仕掛けてくることもあります
ことわざの「好事魔多し」なんていうのは、正にそこのこと示しています
じゃあ、どうしたらいいのか?
自分が今感じているマインドの裏側にある、正反対のマインドに気づいてあげること
特にマインドがポジティブまたはネガティブに大きく針が振れたときは
意識的にそうしてみてください
自分の中の見えない部分にも時には意識を向けること
それで自分の世界も深まるし、きっと幸福感も深まるでしょう
表も,裏も、大事な自分です