たくさん外れた「枠」 /WS報告 その2

初日はお話会と個人セッション
2日目と3日目は点描のワークショップです

実は今回これまでで一番ご参加人数が少なめでした

わたしの告知がよくなかったのか…と反省モードに入りそうになったのですが
これも必然あってのこと!と反省モードをオフにしました

結果、これまでに無かった展開のワークショップとなりました

2日目 点描画ワークショップ

2日目は点描が初めての方もいらしたので、いつものように基本のお話から始まりました

ところが午後からはリピーターさんからの「リボンの描き方を教えてください」から
ホワイトボードにできあがっていく作品
さらにまた別のリピーターさんから「この絵に赤で加えるとしたらどんな風に?」という一言で
いったん描き上がった作品が変化を遂げていくプロセスを見ることが出来ました

まさにライブペインティングです

何か狙ってとか、意図してとかではなく
点を置きながら自然発生的に生まれてくるプロセスを目の当たりにしました

語録に「理解されなくていい。理解を求めると妥協が生まれ、自分に嘘をつくことになる。」という一言があったのですが、見る人の理解は一切求めずに、自分の中(=宇宙)からわき上がってくるものを100%信頼するというのはこういうことなのだと感じました

峰男先生の点描画ワークショップは単に絵の技法を学ぶ(だけの)場ではないと思うのはこういうことなのです

3日目 点描画ワークショップ

前述したように、今回はご参加人数が少なく…
そのおかげで大好きな田園調布せせらぎ館のキャンセルが出たお部屋(小さめ9に変更できたのでした!

初めてここに来たときから、ここで峰男先生のWSやりたい!と思いながら
とにかく人気の施設で抽選に外れてばかりだったのが
思いがけなく思いが叶ったのでした

で、この場だからこその素敵な出来事が必然のようにおきたのです
(この話は最後に…♬)

3日目は全員がリピーターさんなので、早めに創作に入りました

そこで生まれたのが「コラボ」の流れ

実は2日目の終わり頃に、わたしのいまいち…な絵から峰男先生がいろいろと観じとっていわゆる添削をしてくださったのです

それがこちら

左がビフォー、右がアフター

絵の左上方の立ち上るライン
そこを“動かす”ためにどうしたらいいか…というのがスタート

そこには触れずにほかの部分に眠っている光を見つけていくことで
命が芽生え始めたのでした

わたしは「添削」という言葉を使ったのですが
Facebook にアップした画像に峰男先生が「コラボ」という言葉を使ってコメントくださったのでした

そして3日目は「コラボ」祭り状態

一人一人の絵と向き合って、そこに隠れている命を峰男マジックで引き出して生まれるコラボ作品…!

人数が多くなかったからこそできたことです

参加者Aさんと峰男先生のコラボをほかの皆さんが見守るような場面も多く
和気藹々な雰囲気が部屋に満ちていたのでしょう

それが出会いを引き寄せました

せせらぎ館の集会室は通路側がガラス張り

前を通る人から部屋の様子が全部わかります
(ロールスクリーンはありますが、下げずにいました)

通りがかった小学校低学年ぐらいの女の子が立ち止まって
じっとこちらを見ているのです

手招きすると「わたし?いいの?」みたいな顔をします

こちらに来たくてうずうずしているのがわかったので
部屋から出て声をかけました

「絵を描くの好き?」
「うん。ポケモンの絵描くの好き」
「黒い紙に絵を描いてみる?」
「…うん」

女の子は習い事の帰りで
先に終わったので、お友達をロビーで待つつもりだったというので
お友達にここにいることを言いにいったん習い事の教室に戻ってから
改めてやってきました

点描で光の表現をどうするかをレクチャー中の峰男先生の隣の席で
女の子は黒い紙に大好きなポケモンの絵を描き始めます

そして峰男先生の点が紙の上で光になっていくプロセスを目にして
「わあ…きれい」と目をキラキラさせます

そのうちにお友達もやってきて二人で並んでお絵かきタイム

レクチャーが一段落した峰男先生が原画を持ってきて二人に見せると
かわいい目がきらっきらに…!

「わぁあ…」

参加者さんが「二人も点で描いてみたら?」と点描のやり方を見せると
それまで普通に線で描いていた二人は楽しそうに点々を始めました

おうちの方が心配するといけないので
10分にもなるかならないかの時間でしたが
ふたりはとても楽しかったようで
「また来るね!」と手を振って帰って行きました

3日間のプログラムの最後に
ピュアな感性との出会いという贈り物が天から降ってきたようでした


峰男先生との時間は忘れていたことや、「ないこと」にしていたものをたくさん思い出させてもらえます

次にわたしがオーガナイズさせていただくのは再来年、2024年2月です

それまで、今回までたくさん思い出させていただいたことをちゃんと自分で守っていけるかどうか
ちゃんと自立しなさいよ!という天がくれた期間だなと思っています

再来年は峰男先生は80代、わたしは60代
どんな時間になるのか、今から楽しみです!

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