サイクル9のこと

近頃、自己紹介の機会や講座のために数秘のサイクルについて見直すことがあって
昔のことを少し丁寧に振り返ったりしています

で、感じたこと

サイクル9 大事

9は一つのサイクルの完結を示す数字で
「終わり」と「始まり」が混在するタイミングです
混在とはいえ、まだ「終わり」の方が色濃いイメージ

でね、「終わり」は場合によって結構つらかったりするのです

それは「お別れ」だから

結構長い間、慣れ親しんだけれど、ここでお別れ

仲良しの友達と進学を機に離れるみたいな
成長して、お気に入りの服がサイズアウトになって着られないみたいな

慣れ親しんできたもの、でもその役目は終わったものとのお別れの時なのです

人間は慣れ親しんだもの、慣れ親しんだ世界に安心を覚え
新しいもの、新しい世界には不安を覚えます

そうすると、慣れ親しんだものに執着して手放せなくなるのです

エゴはそこに執着しますが
本質の部分では、もう“サイズアウト”してしまっているので
新しい世界への不安から逃れようとすればするほど
実は苦しくなっていきます

で、どうなるか?

何か大きな力が働いて「強制終了!」となるのです

わたしの過去のサイクル9の年を振り返ると
直近の9の年には既に数秘を学んで、このことを理解していたので
大きな強制終了はありませんでした
ちょうどボディ(リフレクソロジー)の仕事からこころの仕事に大きく舵をきったタイミングです

ですが、その10年前の9の年には
もうここはわたしの居場所ではないとわかっていたはずの場に執着した結果
鬱病になっていました

その10年前の9の年には
腐れ縁としか言いようのない人間関係に苦しんで
自ら身も心もボロボロに痛めつけていました

その10年前に9の年は
母親との関係に苦しくなって一人暮らしを始めたタイミングでした
これは手放しが出来たタイミングだったなぁと思います

今振り返れば、鬱病の時もボロボロの時も
「なんであんなに執着して頑張っていたんだろう?」と思うのですが
当時は「なんとか頑張って立て直そう」という思いで
しがみついていました

あの頃の経験があるから
今こうしてサイクル9のことをお話しできるという意味では
とてもありがたいことで
あの頃のわたし(たち)をギュッと抱きしめてあげたいぐらいなのですが

でも、やはり苦しい思いはしなくていいはずなのです

もっと、すっと新しい世界に移行していけるはずなのです

それには執着を捨てること

「大変だけど、これをなんとかしなくちゃ」「つらいけど、もうひとがんばりしなくちゃ」

そういう思いがあるとしたら、それは違っています

すべての頑張りが違っているわけではありません

自分が本当にしたいこと、本当の使命であることをしているときには
物理的にハードでも歓びがあります
徹夜したって爽快感があったりします

そういう頑張りなら頑張り甲斐があります

歓びのない頑張りならすぐに手放ししましょう

エゴはこれを手放したら大変なことになる!とか言ってきますが
本来の道に戻るだけなので、意外なほどあっさり展開していきます

一人暮らしを始めたときがそうでした
親の猛反対に遭うと思って一人で戦々恐々としていたのが
あっけないほどスムーズに事が運んだのです
まさに案ずるより産むが易し

なぜこんな話を書いたのかというと

来月がサイクル9の月だから です

今年最後の月がサイクル9という
身辺の大掃除にばっちりのタイミングです

わたしたちのエネルギーを吸い取るだけのものにサヨナラして
すがすがしく新年を迎えたいものです


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