「ある」けど「ない」

数秘学の講座でのこと

今、2桁の数字の学びに入っているのですが
「10」が自己不信に悩まされやすいナンバーということをお話ししていたら
自分でもすっかり忘れていた、「禿げ」のことを思い出しました

「10」の人は自己不信に悩まされるけれど
自己不信をなくそうなくそうとするより
「わたしには自己不信があるんだ」と認めてそれで終わり
それ以上意識を向けない
それがベスト

そんなお話をしていたら

何十年の時を経て
わたしの頭にある小さな禿げのことが突然バーンと浮かび上がってきました

実はわたしは頭頂部の右寄りに
生まれつき髪の毛の生えていない部分があるのです

自分では合わせ鏡を駆使しない限り見えない位置
直径は1センチもないぐらい
普通にしていれば髪に隠れて見えません

自分では気づかない場所ですから
きっと誰かに言われたのでしょう
(おそらくその誰かは母なのですが…)

子どもの頃は外見を重視する仕事をしていたせいもあってか
禿げがあるということが苦で
風の強い日は髪が乱れてその部分が見えてしまうんじゃないかと
手で髪を押さえたり
頭上からのぞき込まれる位置関係を極力避けていました

常に頭のその部分を意識して生活していたのでした

意識している間はわたしの頭に実物以上に大きな「はげ」が
ドーンと乗っていたわけです

 

ところが大人になるにつれ
その「はげ」のことは意識に上らなくなっていきました

ほかにやることがたくさん出来てきたからでしょうか

 

そして、昨日、そのことを思い出すまで
意識の上ではわたしにとって「はげ」は無いのと同じことだったのです

確かめるために指で触れてみたら
子どもの頃の記憶よりも遙かに小さく、それはありました

何十年も、三次元では存在し続けていたはずですが
わたしの意識の中では存在が消えていたわけです

AEONSで、ネガティブなものに意識を向けない
意識を向けるとエネルギーを与えることになる
…という話を何度も聞き
「なるほど」と思ってはいたのですが
昨日、このことを思い出して
ものすごく実感したのでした

いわゆるネガティブな感情など
(たとえば怒りや恨みや嫉妬…)
無いに越したことはないわけですが
超人的に悟りでもしない限り、完全に消えることはありません

だからといって見て見ぬふりして
無いことにしようとして蓋をすると淀んで腐ります

なんとか消し去ろうとそのネガティブな感情に意識を向けると
逆に自分の中で存在が大きくなってしまいます

だから、「ああ、わたしの中にネガティブな感情があるんだな」と認めたら
それで終わり
悩まずいじらず、ほかのもっと大切なことに自分の意識を向けましょう

子どもの頃♫

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