お問い合わせをいただきました
メンタルの病気の方の足もみについて
わたし自身がうつ病経験者なので
同様のお悩みを持つ方やご家族、友人
またそういったクライアントさんのいるセラピストさん
などなどから
「足もみでメンタルの病気は治る?」
「どのぐらい続けたら良くなる?」
といった色々なご質問をいただきます
それを言っちゃう?という回答ですが
「ケースバイケースです」
わたし個人の経験から言える
わたしのケースはこちらのページに詳しく書いてあります
うつ病に限らず、どんな病気もそうだと思うのですが
病因は1つではなく
たくさんの原因が重なり絡み合っています
「足もみ」はその絡み合った何かをほぐすのに
役立つな…というのはわたし個人の見解です
でも、ひとによってはそうではない場合もあるようです
サロンのお客様の中にも
足もみを離れて
投薬治療に戻ってしまわれたケースもありました
そういう場合に多いのが
「足もみでうつ病は良くなる」と人に勧められて来られたケースです
「良くなる」期待が高いハードルとなるのです
リフレクソロジーは体質改善の健康法です
一朝一夕に劇的な変化を感じることはまれです
そういうお話も初回には必ずさせていただくのですが
もともとうつ病にかかるのは真面目で几帳面な性格の方が多いので
なかなか改善が実感できないと
「せっかく紹介してもらったのに」
「江原さんもこんなに親身になってくれているのに」
そういう気持ちで自分を追い込んでしまわれるのです
わたしはうつ病を治したくて足もみを始めたわけではありませんでした
時間をもてあましていたのが最大の理由です
そう、期待値はゼロだったのです
でも、足を揉み始めたら
肩こりやお腹の調子や冷えや…
いわゆる不定愁訴の症状が軽くなっていき
そこで生まれたのは「期待」ではなくて
足もみって体にいいんだという「信頼」でした
「期待」は、ある意味、勝手にあるべき姿を設定して
そこから外れることをネガティブにとらえさせてしまいます
「信頼」はいつかたどり着くゴールを信じて
今に集中することです
近頃、世の中では「信頼」より「期待」が大きくなっていて
例えば応援するアスリートに「期待」して
試合結果が「期待」通りでないと
「期待」外れだとバッシングするような風潮が感じられます
自分自身にも同じようなことをしている…そんなことはないでしょうか?
うつ病になる人は自己「期待」タイプが多いような気がします
かつての自分もそうでした
足もみに対する取り組み方も
それ以上に生き方そのものを
自己「期待」から自己「信頼」へシフトチェンジしていくこと
そこに心も体も元氣になる秘訣がある…そんな気がしています