耳から出たまこと

2014年4月から新たにメニューに加わった「ストレートラインヒーリング」

ほとんどの方が耳慣れない名前だと思います

それもそのはず
日本でこのヒーリングセラピーのセラピスト養成講座が行われたのは
たった2回
日本国内でこのセラピーを導入しているサロンはとても少ないのです

実は…わたしも正直なんだかよくわからないまま受講しました

ですがワークショップの中で「耳ってすごい!」という体験をして
これは是非リライアンスにも導入したいと思うようになりました

その一つを書きます

セラピーの中で内臓の反射区を使ったセッションがあります
例えば肝臓は「怒り」、胃は「心配」といったように内臓には感情と深い結びつきがあります
その反射区をケアすることで自分の中に溜まった負の感情を癒すのです

ペアになってお互いの反射区をチェックしあったときに
わたしは自分の耳の脾臓の反射区に強い痛みを感じました
先の丸いポインターで触られているのに、まるでナイフで切られたような感覚です

脾臓は「根暗な感情。無かったことにしたい暗い感情」がしまわれる場所です

その時、うかんだのは以前の仕事のことでした

トピックスにも書いたようにわたしはうつ病が原因で勤めていた日本語学校をやめました
病気のきっかけの一つに職場のことがあったのは事実です
休職中には学校のサイトを見るだけで症状が悪化(動悸、めまい、吐き気)することもあり
快復の過程も治ったと思えるようになってからも
極力そのことには触れずに過ごしてきました

脾臓のポイントの痛みとともにそのことを思い出したのです

“わたしは職場が原因で病気になったと恨んでいて、それを見ないふりして押し隠しているんだ”
そう思いました
そして、“そんな思いは捨ててしまいたい、捨ててしまおう”とも

自分の暗い部分に光が当たった感じです

不思議なことに、その後また耳を触ってもらうと痛みがずいぶん軽くなっていました
さらにアロマオイルを使ったセッションで痛みはどんどん軽くなります

ワークショップの中でKCミラー先生がおっしゃったのはこんなこと
「今日の夢には要注意ですよ。いろんなものが夢に出てくることがあります
 または反対にまったく夢も見ないで驚くほど深く眠る人もいます」

今夜は根暗な自分が全開になって
恨み言や泣き言を爆発させる夢を見るんだろうか…と思いながら
眠りにつきました

ところが見た夢は暗いものが爆発…には程遠く
「お世話になった人たちに言い忘れた感謝の言葉を伝える」という夢だったのです
そういうことだったのかと色々なことが腑に落ちました

翌日のワークショップでまた脾臓の反射区をチェックして貰うと
痛みが完全に消えていました
それでもまだすぐ次の行動に出るには不安な気持ちがあったので
ペアの人にお願いして不安を消して歩みを進めるセッションをしてもらいました

そして翌週、数年ぶりに元の職場を訪ねることができたのです
迎えてくれたかつての同僚も笑顔で訪問を喜んでくれ
わたしも退職時の無礼をお詫びして笑顔でお礼が言えました
勿論、昔のような症状も全く出ることはなく…です

うつ病から脱したと思っていたものの
「病気の記憶を呼び覚ますものから距離を置いているだけで
 治ったつもりになっているのでは…」という恐れも
奥の奥のそのまた奥ににあったのですね
それがまったくの杞憂であると自覚できて
これで本当に治癒した…という気持ちになれたこの経験がなければ
サロンのメニューとして導入することはなかったかも…

興味を持たれたら是非サロンへどうぞ…!

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